「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」
クルベウ 著 藤田麗子 訳
BTSおすすめ作家として紹介されたクルベウさんのエッセイ集です。
大人気の韓国エッセイ集をご紹介します。
本の紹介
つらくても声に出せないあなたへ
「はじめに」より
一見つらいことなどなさそうに見えて、
何だってうまくやり遂げられそうに、大丈夫そうに見えるのに、
心は大丈夫でないことが多い。
朝行きたくなくて仕方なくて、ぎりぎりの時間にベットから無理やり起き上がる。
周りにはそんな憂鬱な自分を感じさせずに我慢して毎日を笑顔で演じる。
どんな人にもそんな日がありますよね。
辛いけどそれをうまく人前で感情にだせない。言葉にできない。
そんな気持ちを代弁してくれる、そしてその悩みの答えを導きだしてくれる
そんな一冊です。
この本から勇気をくれた言葉たち
はじめに第一章の中から抜粋
夢を叶える人の共通点
今、自分が持っていて、どんな才能があるかは
第1章「肩の力を抜いたら、できることが見えてきた 夢を叶える人の共通点」から
彼らにとって重要じゃなかった。
その気になれば、
何だってやり遂げることができるからだよ。
何かを始めたとき、なかなか成果がでなくて落ち込んでしまうときがありますよね。
自分には向いてないのかもしれない。
環境が悪いのかもしれない。
そんな風に感じたり。はたまた、人を羨んだり。
環境も整ってて特別な才能があっていいなぁ~なんて
でもたとえ自分に才能がなくてもコツコツ継続して努力したら何だってやり遂げることができる
第一章は何か新しいことを始めようとしている時、前に進みたいのに不安で一歩を踏み出せない人の背中を押してくれます。
続いて第二章
力まずに、私らしく
あなたがこれからそばにいるべき人は、
第2章 どんな人でもすべてが嫌になる日はある
他人に厳しすぎない人よ。
他人に厳しく当たれば、周りの人も私に厳しくなる。
仕事で誰かがミスをするとつい冷たい目線で見てしまう。
でもそれっていつか自分に返ってきますよね。
自分の心に余裕をもって相手に寛容になることが大事。
第2章は少し疲れてしまったあなたに、今の自分がわからなくなってしまった時におすすめです。
第三章は恋愛について。
恋が重くなる瞬間
自分を愛せず、
第3章 好きなだけなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう
自尊感情がとても低いときに誰かに頼ろうとしたら、
また同じような恋愛が繰り返されそうな気がしたんです。
相手を好きになるにはまずは自分を好きにならないといけない。
相手に求めるばかりでなく、相手に何を与えられるかを考える。
感情が安定してないときはどうしても自分本位な愛情を求めてしまいますよね。
そんな自分を改めたいときに見直したい章です。
第4章はお仕事のこと。
やりたい仕事をするべきか、安定した仕事をするべきか
でも、人生がおまえが恐れているように
第4章 転職に出合うためにいまできること
悪いほうにばかり進んでいくわけじゃない。
そうならないように自ら行動するはずだからね。
今の仕事に満足できない瞬間はきっとあるでしょう。
これが本当に私のしたいことなの?
毎日、この生活を繰り返すだけ?
新しいことを取り組むにもうまくいかなかったらどうしよう。
でも、たしかに悪い状況になってもそれをずっと眺めているわけではないはず。
いまこうやって現状に疑問を持っているならこれから大変な局面に陥っても解決しようと努力するはず。
何かを始めるにはまず自分を信じないと。
今の仕事やこれからの仕事の取り組み方に悩んでいる時におすすめです。
最後に第5章。人間関係について
どこに行っても愛される人
愛される人はよく笑う。
第5章 幸せな人間関係の築き方
無表情だったり表情が硬いと相手に無駄に相手に気を使わせてしまう。
何か気に障るようなこと言ったのかな
体調が悪いのかな
そんなことが続けば誰も話しかけてこようとしない。
楽しく過ごすにはやっぱり笑顔でないと。
もちろん嫌なことをされた時まで笑顔でいる必要はないけど、人の話を聞くときは笑顔で聞きたい。
人間関係がうまくいかないなと思った時に、少し不器用な人におすすめです。
さいごに
このブログは私の心に響いたほんの一部分を紹介しています。
この本を手に取った時期、時間によって目に留まる一節が異なるでしょう。
目の前に問題が出てきてどうしていいかわからなくなった時に、いつでも手の届くときに置いて読みたい、そんな一冊でした。